考える余白を残すトレーニング指導。
スポーツやトレーニングの指導を初めてもう20年以上。
指導を始めた頃は、手取り足取りしっかりと正解を教えていくのが素晴らしい指導者だ!
と、思ってベラベラしゃべりまくっていた様に思う。
けど今に思えばちょっと教え過ぎだったのかなと反省している。
脳って正解やゴールにたどり着いたら考えるのをやめる!って性質がある。
なのでそれって物事の習得においてじつはとても効率の悪いものではないかといつからか軌道修正。
相手が考える余白を残すこと。
ってのが大事なのかなと。
指導を受ける側が自分で考えて正解を探していくことで自分の血となり肉となるけど。
教える側が一方的にしゃべっててもどこか他人事で忘れ去られていくものだし。
かと言って教えなさすぎても考える材料が少なくて効率悪い。
指導者である自分が熱弁を振るって気持ちよくなっちゃってる時って、
じつは肝心の生徒さんの熱はどんどん下がっちゃてる事はスポーツ、トレーニング業界にはよくある。
その辺のさじ加減。
いい指導者って何だろうなと考えさせられるよね。
人によっても。
状況によっても。
気分によっても。
ちょっとずつこのさじ加減というのは変わってくるのかな。
日々、会員さんと対話したり身体を観察したりしながらちょうどいい具合というものを、
みんなと一緒に探していけたらなと思ったりする。
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