ユマニチュードから見える介護と武術の共通点。〜見る・話す・触れるの難しさ〜
昔から“武医同源“という言葉があって。
人を壊す武術と人を治す医療は根本の部分は同じだと言われている。
先日、パーソナルレッスンを受けて頂いている医療関係の会員さんから。
「先生の指導ってユマニチュードと共通点がある様に感じます。」
と、言われた。
ユマニチュードは医療、介護関係の職業の方は聞いた事あるかもしれませんがそれ以外の方は聞いた事ない名前かもしれない。
ザックリ言うと介護・ケアのひとつの手法みたいなもので、武術で言う流派みたいなものか。
（専門ではないのでニュアンス違ったらすみません）
私も医療、介護の世界に詳しい訳ではないが、ある方からユマニチュードについて聞いた事があった。
それは意外かもしれないけどある高名な武術家の方に指導してもらっていた時だ。
その方の指導する武術で大切にしている事とユマニチュードの基本理念が似ている。
「見る」、「話す」、「触れる」！
目の前の人と全力で向き合う事。
目の前のその人をありのまま「見る」。
目の前のその人に向けて「話す」。
目の前のその人を感じる様に「触れる」。
言葉にすると簡単そうな事。
でも脳はすぐサボる。
注意力はいとも簡単にそれていく。
目の前の方と向き合うという事が
究極の戦いである武術も介護・ケアの世界も目の前の人間と向き合う事がまず必要最低限求められる事だと思う。
そして誰もがわかっている事だけど。
それが本当に出来てる人間というのはどれだけいるのだろう。
私自身も日頃の整体、レッスン、武術指導ではこの「見る」、「話す」、「触れる」は重視している。
「お前は出来てるのか？」
日々自分にそんな質問をぶつけてみるのだけど答えはわからない。
けどやり続ける事が大切なのかなとも思う。
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